@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00000616, author = {椚座, 圭太郎}, issue = {1}, journal = {富山大学人間発達科学部紀要}, month = {Dec}, note = {application/pdf, この論文の目的は、筆者が行っている「都市減災論」の講義を通じて、人災を減らすために市民社会はどのように成熟(Human Development)していくべきかを考察することにある。具体的には、まず「都市減災論」受講者約70名に対する講義前・講義後のアンケートや感想文から、彼らの知識・意識の状態や受講による変化を明らかにする。彼らはいずれ職場や地域でリーダー的な存在になるはずであり、彼らの意識や価値観の変容が市民社会の成熟のバロメーターになると考えた。次に彼らの変容を、「人災の構造の言語化」という視点から解析を試みた。 複雑な現象を読み解くには、仮説が重要であり、究極的には言語化されたものを用いる必要がある。人災を減らす方策には慣習や世間とぶつかるものがあり、それらの圧力に負けないためには言語化された強い意識や理性を必要とする。リスクコミュニケーションでは、説得は否定されているが、受け手が逆宣伝に接する可能性がある場合はしてもよいとされる(吉川、2000)。「都市減災論」では、慣習や世間の圧力が逆宣伝にあたると考えており、「人災の構造の言語化」を意識した講義を行い、受講生の本来の批判力、やさしさや当事者意識を引き出すことを試みた。, Article, 富山大学人間発達科学部紀要, 1巻1号, Page 63-79}, pages = {63--79}, title = {人災を減らすための人間発達}, volume = {1}, year = {2006} }