@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00000611, author = {根岸, 秀行}, issue = {1}, journal = {富山大学人間発達科学部紀要}, month = {Dec}, note = {application/pdf, 20世紀後期の経済構造調整過程において、市場メカニズムを至上のものとする新自由主義的な視角が支配的となったかにみえる。しかしその一方で、経済学には「人間発達」と公共性の観点にたって経済活動を捉える潮流もたしかに存在していた。政策運用面における市場至上主義の影響力拡大への反作用として、人間発達概念を意識的に経済分析に導入するこうした動きはむしろ強められた。1990年代のUNDP(国連開発計画)による『人間開発報告書』の発刊はその反映であり、同報告書の理論的支柱であるA.セン Amartya K. Senのノーベル経済学賞受賞(1998年)もこれを後押しするものであった。 21世紀の経済学においては、経済活動分析に際して人間性に関する一定の理解を踏まえて人々の行為や機能に関心を払う視角への関心が高まるものと予測される(角田,2004 : 18)。 本稿では、まず経済学における人間発達視角導入の経緯とその意義を述べ、次いで、人間発達を実現するための重要指標となる教育に関する経済学的アプローチを紹介し、最後に人間発達の視角と関連づけて現代日本における教育改革の動向とその問題点を指摘する。, Article, 富山大学人間発達科学部紀要, 1巻1号, Page 21-28}, pages = {21--28}, title = {人間発達の経済学と教育}, volume = {1}, year = {2006} }