@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00005693, author = {斎藤, 清二}, journal = {季刊ほけかん}, month = {Dec}, note = {application/pdf, 発達障害(障がい)という言葉は、最近ではとてもありふれた言葉として語られるようになって来た。 しかし例えば、「発達障がいとは病気なのか?」という素朴な疑問が話題になることも珍しくない。この疑問に対してどう答えるかは、実は簡単ではない。医学モデルでは「障害=disorder」であり疾患として理解される。社会モデルでは「障がい=disability」であり社会資源へのアクセスの保証が重視される。現場ではひとつのモデルだけでは対応できない。発達障がい支援一般に言えることだが、医学モデルでも「診断ー治療モデル」と「リハビリテーションモデル」では強調点が違い、非医学モデルでも「特別支援教育モデル」と「心理臨床モデル」は一部相容れない部分もある。問題は、一つのモデルに固執すると他のモデルの良いところが利用できなくなることである。 高機能の発達障がいのある方への支援は、大きく「パーソナル支援」と「環境調整」に分けられる。 前者には「心理臨床モデル」と「心理教育モデル」を組み合わせ、後者としては「社会モデル」による「合理的配慮の探求」で臨むのが現実的である。その基盤を支えるのは「ナラティブ・アプローチ=良質な対話」であると私達は考えている。本稿では、高機能の発達障がいのある方々(例えば大学生)への支援の基盤としてのナラティブ・アプローチについて概説してみたい。, Article, 季刊ほけかん, 61, Page1-3}, pages = {1--3}, title = {発達障がいとナラティブ・アプローチ : 大学における支援}, volume = {61}, year = {2013} }