@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00004778, author = {福本, まあや}, journal = {GEIBUN : 富山大学芸術文化学部紀要}, month = {Feb}, note = {application/pdf, 本研究は、トッドによるイデオキネシス、野口による野口体操を対象とし、2ワークにおけるイメージの役割に着目し、身体の内的な状態への気づきの意義を、両ワークの考案者の主張より導きだすことを目的とする。結果、両者には共通して、身体は効率的な動きを遂行する能力を潜在的に有し、その潜在的な能力は、動きや姿勢に対する先入観によって歪められているという考えが見られる。 また、動きの指導においてイメージが役立つと考え、学習者が一人称の視点から動きに投射するイメージを提示する様子が共通に見られる。一方、トッドはイメージを提示するが、野口はイメージを提示することに加えて、学習者各自が動きの経験から創造的に想像するものとすることで、「快・楽」という拡散的な感覚の記憶を強化する役割をイメージに見出している。こうしたイメージの役割における両者の相違点は、効率的な姿勢や動きを歪める要因を、文化に見るか個人に見るかという点に起因していると考察される。本研究を通して、身体の内的な状態への気づきは、効率的な姿勢や動きの習得を支える感覚であり、また自身の存在を確認し強化すべき拠り所として重要であると説明できる。, Article, GEIBUN : 富山大学芸術文化学部紀要,vol.5,Page 114-125}, pages = {114--125}, title = {イデオキネシスと野口体操の比較研究}, volume = {5}, year = {2011} }