@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00004706, author = {伊東, 多佳子}, journal = {GEIBUN : 富山大学芸術文化学部紀要}, month = {Dec}, note = {application/pdf, 地球規模の環境問題が深刻化するなかで、減少の一途をたどる生物多様性を可能なかぎり保全し、開発により著しく傷ついた生態系の再生に取り組むことは、現代を生きるわたしたちすべてに課せられた最重要課題である。人間と自然の関係をもっとも直接的に反映している芸術である環境芸術は、地球規模での環境の劣悪化に直面する中で、より現実的なテーマを扱うように変化してきた。とくに近年、人間の支配と操作によって自然の均衡が破られてきた場所で、実際に生態系を再生し生物多様性の保全に取り組む作品が多い。本論では、英国の環境芸術家クリス・ドゥルリー(Chris Drury 1948-)の作品《ハート・オブ・リーズ(Heart of Reeds 2005-》をめぐって、最新の環境芸術のありかたとその可能性について考察する。《ハート・オブ・リーズ》は、地域の自然保護区に「水辺の移行帯」を作り出す試みのなかで、生態系の再生と生物多様性の保全を実現しながら、現代の人工的な生活の中で人間が失いかけていた「自然とのつながり」を取り戻す場所となる可能性を示している。, Article, GEIBUN : 富山大学芸術文化学部紀要,vol.2,Page 70-75}, pages = {70--75}, title = {自然と共生するための環境再生 : クリス・ドゥルリーの《ハート・オブ・リーズ(葦の心臓)》プロジェクトをめぐって(研究・制作発表)}, volume = {2}, year = {2007} }