@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00004064, author = {中谷, 訓幸}, journal = {富山大学工学部紀要}, month = {Mar}, note = {The pyroelectric current in single crystals of tri-glicine sulfate was measured from room temperature up to the Curie point. The spontaneous polarization Ps was obtained from these measurements, and it was nearly saturated with poling d. c. field of about 1OOOV/cm. The value of Ps was 3.4μC/cm^2 at 25'C. Analyzing the temperature dependendence of Ps, using Devonshire's phenomenological theory, the expansion coefficients of free energy were obtained: ξ=4.3 x 10^<-10> (esu/cm^2)^<-2> and ζ=5.7 x 10^<-18> (esu/cm^2)^<-4>., 硫酸グリシン(TGS:(NH_2CH_2COOH)_3・H_2SO_4)は,1956年にMatthiasらによって発見された強誘電体で,その後多くの研究者によって種々の面から研究されてきた。 その結果,その相転移は2次の強誘電転移として現象的に最も典型的なものと言われている。 すなわちDevonshireが最初チタン酸バリウムに対して適用したいわゆる現象論によって,その多くの性質が非常に正確に説明できるということである。 そして最近北大においてなされた誘電率の精密測定は,キュリー点のごく近傍までキュリーワイスの法則が極めて正確に成り立つことを示している。 しかし,キュリー点以下の強誘電相における現象は結晶が分域構造をもつために,純熱力学的な現象論だけでは説明のできない複雑なものとなる。 したがって,たとえば自発分極の測定は,できるだけ分域構造の影響をうけない静的な方法で行なわなければならない。 本論文ではTGSの焦電気電流を測定し,これより自発分極の値を計算し,さらに現象論における自由エネルギーの分極による展開式の係数を計算した結果を報告する。 また比較のため履歴曲線による自発分極の測定も行った。 なお,TGSの焦電気は,SavageとMillerおよびChynowethによって,いわゆる動的な方法で研究されている。, Article, 富山大学工学部紀要,21}, pages = {109--112}, title = {硫酸グリシンの焦電気電流と自発分極}, volume = {21}, year = {1970} }