@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00003920, author = {横山, 辰雄 and 西部, 慶一 and 鈴木, 隆 and 西出, 紀子}, issue = {1/2}, journal = {富山大学工学部紀要}, month = {Mar}, note = {Titanium plates were electroplated with platinum, and sodium chloride solution was electrolyzed using these plates as anodes. Four kinds of plating baths were tried, and good results were obtained with bath containing 4g of H_2PtCl_6・6H_20, 20g of (NH_4)_2HPO_4 and 100g of Na_2H_2O per litre. Using the best anode obtained, sodium chloride solution was electrolyzed without diaphragm at room temperature for about 13 months, the solution being renewed at intervals of 7 or 8 days. Current was about 1 A and the volume of the solution was about 250ml. The surface of the anode looked unchanged after 13 months., 不溶性陽極の重要性は今更喋々するまでもないがその理想的なものは得難い。 古くより知られたものとして白金,黒鉛,磁性酸化鉄があり更に過酸化鉛極が登場している。 これらの中,白金は性状は理想に近いが甚だ高価である。 他のものは白金のように高価ではないが性状にいずれも何らかの欠点がある。 然るに近時新しい電極としてチタン上に白金をメッキした電極が現われた。 この電極は主として電解ソーダ用電極としての意義が注目されているが,その作用は次の如くである。 チタンは食塩水中で耐食性大であり,陽分極させると酸化皮膜を生じ抵抗が大になるが,その時その表面に白金が接触(例えば白金メッキ)していると電流は大部分白金附着部を通り,チタンの一部が露出されていた場合その部分は保護膜のため電流は僅しか通らぬが極全体としての総電流は必要な大きさになるというのである。 メタンは白金より勿論遥に安価だからこの様な極を用いれば例えば食塩水電解において白金に似て白金より安価な極を得た事になる。 食塩水電解において黒鉛に比すると両極間隔を一定に保ち易く崩壊によるトラブルなく得られる製品の純度も高い等の利益があると云われる。 (食塩水電解以外の用途も勿論ある)。 この種の電極はI.C.IとEngelhard社の共同研究以来(1959)各社の注目するところとなり,隔膜槽,水銀槽に用いての試験,或いはクロレート槽での試験も行われるに至っている。 白金―チタン極は必しも白金メッキに限らず線状またはリボン状の白金をチタンに接着したものも含まれるというが,やはりメッキをしたものの方が経済的であろう。 メッキ層は密着している必要があるだろうが薄くて事足りるならそれに越した事はない。 このメッキ方法がまず第一に重要な問題であろう。 本電極については記載はいくつもあるが多く総説的な紹介記事で具体的詳細の発表は殆どないと言ってよいであろう。 筆者らは手始めにまず従来知られているありふれた電鍍浴を用いてチタン板に白金メッキを行い,その極を用いて食塩水電解を行ったのでその結果を報告する。, Article, 富山大学工学部紀要,16(1/2)}, pages = {73--77}, title = {白金メッキチタン陽極による食塩水の電解}, volume = {16}, year = {1965} }