@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00003637,
 author = {広岡, 脩二},
 issue = {1/2},
 journal = {富山大学工学部紀要},
 month = {Mar},
 note = {The prepar a tion of xylylenedichloride by chloromethylation of benzylcbloride in carbontetrachloride has been studied and the best results were obtained, when the molar ratios of benzylchloride-paraformaldehydezinc chloride were 1 : ( 1.5--2.5): 1, and the reaction mixture was maintained a t 60℃ for about 16--20 hours with vigorous stirring. The preliminary liquification of paraformaldehyde is profittable, and is believed that it yields water, and this reduces the a ctivity of zinc chloride to cause the undesirable higher condensates., 筆者は先に，アルカリ性過マンガン酸塩酸化法により求めた，塩化ベンジルのクロルメチル化物中のo- : p- キシリレンダイクロライド(XDC)の比はほぼ29:71であること，又kulkaの四塩化炭素中パラホルムと塩化亜鉛を用いる方法及び若江・小西の燐酸を添加する方法ではXDCの収率が最高約50%であることを報告した。
上述の組成比は安東・高橋等の赤外線吸収スペクトルによる分析によっても確かめられた。
トルエンのクロルメチル化により得られるキシリルクロライド(XC)中のo- : p-化合物の比は45:55であり，且両異性体の分離が殆ど不可能であるのに比べ，XDCの中のp-体の比率が遙に大で且純粋なp-体の分離が比較的容易であり，且筆者の目的とするテレフタル酸への酸化もXCよりは容易であると考えられる。
然し乍ら，XCがトルエンより86.3%収率で合成されるに反し，塩化ベンジルよりXDCの合成は好収率の報告にも拘らず，前述の如く満足的なものではない。
高橋等の報告では85%の収率が述べられているが，原料塩化ベンジルの90%が未反応で回収され，実際に反応に与った分量は極めて少い。
之等の点より筆者は，特殊の試薬を必要とせず，又高次縮合物の副生量の少いKulkaの方法に準じて，XDC合成の製造的研究を行った。, Article, 富山大学工学部紀要，8(1/2), Page 27-30},
 pages = {27--30},
 title = {塩化ベンジルのクロルメチル化に関する製造的研究},
 volume = {8},
 year = {1957}
}