@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00003592, author = {森, 光三}, issue = {1/2}, journal = {富山大学工学部紀要}, month = {Feb}, note = {The CL oscillator and the CR oscillator were studied using the cathode ray oscillograph. Many familiar and unexpected facts were shown in the photo grams. The general theory for the oscillation is applied to the CL, CR and LR oscillators., 低周波発掘器は歴史的にいってCL発振器,捻周波発振器,CR発振器の順序に発達した。CL発振器は蓄電器Cとしてはマイカ又は紙蓄電器,インダクタンスLとしては鉄心入りのコイルを用い,周波数を可変にするには,多数の蓄電器を設けて切換えて使用する。又周波数の範囲が広くなるとコイルも切換える必要がある。可変周波の発振器としては,どちらかといえば,このCL発振器は不便である。捻周波発振器は二つの高周波発振器の捻りを検波して,差の周波数の低周波電流を取り出す発振器で,可変空気蓄電器で周波数を連続的に可変にできるのが特長である。然し周波数のチェックをしばしば行わなければ目盛は正確でない。チェックの方法としては,倒えば100c/sの周波計をおき,目盛を100c/sに合せ,微小容量を調整して周波計が振動するようにする。この発振器では周波数の安定度が低い。 CR発振器についてのはじめての発表はTerman. Proc. I. R. E. 1939のようで,われわれが見聞するようになったのは1945年以後である。CR発振器は可変空気蓄電器と抵抗を用いて発振を行うもので,勿論周波数は連続的に可変で,周波数範囲は20c/s内径200kcの広範囲に亙るように作りうる。そしてこの発振器は周波数の安定度が高い。これは60c/sの発振をさせ,電源電圧の60c/sとブラウン管上に楕円を描かせると,この楕円が長い間動かない。そればかりでなく発振器の電源電圧を80Vから120Vの範囲に変えても,この楕円は変動しない。電源電圧の影響は完全に無い。これは捻周波発振器では容易にできないことである。波形も正弦波が得られる。このような特長があるので可変周波の低周波発振器としてはCR発振器が最も優秀で,そして軽量で費用も安い。 目的はCR発振器の研究にあるが,はじめにCL発振器について次いでCR発振器について陰極線オッシログラフを用いた実験の結果を述べ,周波数を求める理論について記した。, Article, 富山大学工学部紀要,7(1/2), Page 1-7}, pages = {1--7}, title = {CL発振器とCR発振器}, volume = {7}, year = {1956} }