@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00003572, author = {森永, 卓一 and 位崎, 敏男 and 堀, 茂徳}, issue = {1/2}, journal = {富山大学工学部紀要}, month = {Mar}, note = {Metallic materials cast under high pressure have particular characteristics on their properties in comparison with normal castings. The authors have performed the fundamental investigation of this problem. In this report we describe on our high pressure casting apparatus and discuss the solidifying conditions of liquid materials in it., ダイキャストや遠心鋳造の如く凝固の際に圧力を受けるような鋳造方法によって得られた材料は通常の方法で鋳造されたものに比較して可成り強力であることはよく知られている事実であるが,然らばこのような強力性に対して圧力がどのように寄与しているかという点については従来多くは所謂鋳物の健全化といった簡単な概念で説明されているに過ぎないのであって,その効果の内容並びに機構については余り立入って考えられていない。 これは元来之等の鋳造法に於ける圧力利用の主たる目的が材質の問題とは別な処にあった為に,鋳造圧力も低く従ってその効果も実際上はあまり著しいものではなかったので,この附加的な材質問題に余り関心の払はれなかったのもある面では止むを得ないとも云える。 しかしながら近年之等の鋳造法に於ても鋳造圧力の増大に伴って材質に対する圧力効果が鋳物の健全化といった簡単なものでなく,可成複雑な内容を持つことが認められて来ている。 又アルミ合金について数千kg/㎠のorderの圧力の下に鋳造することによって鍛造材に近い極めて強力な鋳物が得なれることも報告されている。 著者等も亦簡単な予備実験により高圧下で凝固した合金はその組織,機械的性質に可成の影響を受け,特に靭性に対して著しい効果を認めた。 之等の結果からも明らかなように鋳造材に対する加圧効果は加圧力の大きい範囲では従来考えられたような鋳物の健全化といった簡単な考え方では充分説明が出来ないのであって,この際加圧鋳造材の材質的特徴を再検討することは此種の鋳造材の使用上のみならずその適用範囲の拡大といった点からも極めて必要であると考えられる。 加圧鋳造に於ける圧力の効果は具体的には大凡三つの内容を持つと考えられる。 即流動効果,熱間加工効果及び静水圧効果である。 之等の作用は実際上は必らず相伴って起ることは云う迄もないが,その何れが主となるかは具体的な鋳造条件によって可成異るものと考へられる。 しかしながら鋳造圧力が大きくなると何れの場合も静水圧効果が可成り重要な条件になることは間違ない。 之等の内前二者は現象自体としては複雑であるけれども材質に与える効果の解析は比較的容易であるが,後者については従来殆んど検討されていない。 以上のような観点から主として静水圧効果に重点を置いて加圧鋳造材の材質的特徴を再検討したいと云うのが本研究の目的である。 本報に於てはこの目的の為に著者等の使用した加圧装置の概要並びに本装置を使用して加圧鋳造を行った場合の加圧状態,金型内の合金の凝固状態等について報合したい。, Article, 富山大学工学部紀要, 6(1/2), Page 79-83}, pages = {79--83}, title = {高圧鋳造材の研究(I)}, volume = {6}, year = {1955} }