@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00003511, author = {森棟, 隆弘}, issue = {1/2}, journal = {富山大学工学部紀要}, month = {Mar}, note = {The decopperization of pyrite cinders has been investigated by means of the author's sulphuric acid methods to obtain cinders suitable for blast furnace purposes. And their chemical compositions were compared with those of imported and inland iron ores. The result shows that (1) regarding phosphorous content, the decopperized cinders are superior, and (2) regardig copper sulpher and iron contents, they nearly same as compared with ordinary ores., 硫醍焼鉱の脱銅に関しては著者は各方面から研究を行いつつあるが,焙焼後硫酸処理を行いその後硫選する方法が実験室的にも工業試検的にも成功したので,その報告の一部として脱銅して出来た鉄鉱石を国産並びに輸入鉄鉱石と比較して成分的に優劣を研究して見た。 云う迄も無く硫酸滓の国内生産量は年約100万トンで低品位を合わせれば200万トンに達するもので,著者の研究は低品位のものも行いつつあるが,現在迄では浮選による脱銅法,磁選,亜鉄酸銅法,浸出法の研究を終ったもので,硫酸滓の処理が解決されれば国家の工業に大ない寄与をするものと考えられるが難鉱である為大いなる努力を要求される。然し,最近多くの研究者が出てこの解決に進まれることは喜こばしいことである。 この脱銅鉄鉱は銅,硫黄,燐,鉄等の点から比較して見ると輸入鉄鉱の中位にあるもので,一般国産鉄鉱より優っている。殊に之が低燐であるというのが,最も優れた点でこれを特長付ける様な使用方向が必要である。 叉近く実験で示さねばならぬが,還比率が極めて良く製煉し易い事で,団鉱や焼結の様な事をするより却ってそのまま電気製煉し易い点は大いに考慮すべき事である。 終戦後も暫く運転していた大阪製錬のラーメン式脱鋼工場も,硫酸焼鉱の脱銅とコパルトの回収工場であったが,之とわれわれの行っている硫酸法と較べると脱銅率はわれわれの方が30%位良いが,コパルトの回収率は劣る様であるから以後かなりの研究と努力とが必要である。, Article, 富山大学工学部紀要, 4(1/2), Page 85-91}, pages = {85--91}, title = {硫酸焼鉱より作った脱銅鉄鉱と輸入並びに国内鉱石との比較について}, volume = {4}, year = {1953} }