@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00003008, author = {降旗, 順一郎}, issue = {3}, journal = {物性研究 Bussei Kenkyu}, month = {Jun}, note = {application/pdf, 現在、準結晶研究のほとんどは安定準結晶を形成する合金系に対して行われている。なぜなら、安定準結晶は準結晶がもつ本来の特徴を、構造、物性、成長機構などについて、明確に我々に与えてくれると考えられているからである。その一方で、並進対称性がない準結晶がなぜ結晶よりも安定なのか、また特定の組成にしか安定準結晶が存在しないのは何故か、すなわち準結晶が安定化する条件は何か、という問題が安定準結晶の発見以来、今日まで議論され続けている。数々の合金系に安定準結晶の存在を見いだす試みは、安定準結晶の性質や生成条件を解明する上で重要な研究テーマの一つであると思われる。本研究では、安定な2次元準結晶De相とその近似結晶をAl-Cu-Cr系合金に確認したことを主な成果として報告している。Al-Cu-Cr系合金は準安定3次元準結晶I相に関する研究がいくつか報告されているだけで、De相についてはほとんど研究されていなかった。第I章で、最初に準結晶の概念と準結晶研究の現状について簡単に触れておき、第II章ではAl_<70>Cu_<10>Cr_<20>合金に存在したDe相の安定性、構造、成分、成長形態などを電子顕微鏡観察の結果を中心に議論する。更に、このDe相に対応する二種類の近似結晶についても、主に近似結晶間の構造的関係について透過型電子顕微鏡(TEM)観察の結果から論じている。, Article}, pages = {183--238}, title = {Al-Cu-Cr系合金の準結晶 : 安定De相の存在とその近似結晶}, volume = {60}, year = {1993} }