@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00000298, author = {中澤, 敦夫}, journal = {富山大学人文学部紀要}, month = {Aug}, note = {application/pdf, 本稿から始まる連載で翻訳と注釈を試みるのは,キエフ・ルーシ史研究のもっとも基本的な史料である『イパーチイ年代記』(Ипатьевская летопись) の,『原初年代記』(Повестьвременных лет) 以降の部分,記事の年代から言うと,6618(1110)年から6800(1292)年に相当する部分で,ほぼ12~13 世紀をカバーしている。『イパーチイ年代記』は中世ロシアのほとんどの年代記(летописи)がそうであるように,様々な時期に成立した個々の歴史的・年代誌的な記録が,特定の段階でまとめられて編集され,それがさらに何度かの再編集を経ることで成立した「年代記集成」(летописный свод)である。本連載の第1回目では,『キエフ年代記集成』の翻訳に入る前に,『原初年代記』と『キエフ年代記集成』をつなぐかたちになっている,『イパーチイ年代記』の,6618(1110)~ 6625(1117)年の記事の翻訳と注釈を行う。この部分は,『原初年代記』の主要諸写本の共通部分から離れ,『イパーチイ年代記』だけに認められる記事であり,なおかつ,のちの『キエフ年代記集成』の編集とは別個に行われたとされている部分である。研究史上は,『イパーチイ年代記』だけに見られる『原初年代記』の追加編集記事と考えられている。, Article, 富山大学人文学部紀要, 61号, 2014.08.01, Page233-268}, pages = {233--268}, title = {『イパーチイ年代記』翻訳と注釈(1) : 『原初年代記』への追加記事(1110~1117年)}, volume = {61}, year = {2014} }