@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00000293, author = {和田, とも美}, journal = {富山大学人文学部紀要}, month = {Aug}, note = {現代韓国で親しまれる童謡には,近代日本の歌に由来するものが相当数含まれている。例えば子供たちに親しまれる「나비야」(ちょうちょう)が,日本の童謡「蝶々」に由来するということを幼少期から知る者は少ないが,やがてその事を知って深い当惑と悲しみを感じる者は少なくない。元来,日本に由来する歌は「倭色歌謡」と名付けられ,植民地時代の傷痕の一つとして解放直後から克服の対象とされて来た。民謡「아리랑」(アリラン)や「도라지」(ききょう)は,音楽教育に重要な役割を果たしている。楽曲からして日本や西洋のものとは異なることは明らかで,朝鮮半島の伝統的な拍子と旋律を明確に伝承している。アメリカ民謡のMy Darling Clementineが,韓国では「나의 사랑 클레멘타인」(いとしのクレメンタイン)として,アメリカ民謡の原曲とも,日本の「雪山賛歌」とも異なった物語を紡いでいる。韓国の「いとしのクレメンタイン」は特別なものとして、世代を超えた愛唱歌の一つと受け入れられている。, Article, 富山大学人文学部紀要, 61号, 2014.08.01, Page 87-116}, pages = {87--116}, title = {‘パンソリ’から朴正熙政権下の‘健全歌謡’へ : 韓国における「いとしのクレメンタイン」受容史}, volume = {61}, year = {2014} }