@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00019973, author = {村上, 宣寛 and 村上, 千恵子}, issue = {2}, journal = {富山大学教育学部紀要 = Memoirs of the School of Education University of Toyama}, month = {Mar}, note = {本論文の目的は、日本で行われてきた心理検査の標準化に用いられた標本抽出法の批判的検討である。大部分の心理検査は日本人全体から無作為に抽出された標本で標準化されていない。無作為抽出されていない標本では、母集団の統計的推測が不可能になる。標本を大学生や健常者に限定した場合は、切断正規分布になりがちで、素点の分散が小さくなる。Z得点法ではその逆数を利用するので、標準得点の分散が大きくなる。そのような心理検査を日本人一般に適用すると、標準得点の分散が大きいため、異常な低得点や高得点が頻出する。本論文では、MMPI-1と新日本版MMPIでその影響を具体的に示した。アメリカのMMPIの凋落を招いた要因には、古いミネソタ基準の標本がアメリカ人という母集団を正しく代表していなかったこと、質問項目に攻撃的・差別的表現が含まれていたこと、精神医学界でDSMという診断基準が普及したので、大規模質問紙の需要がなくなったことなどがある。, Article, 富山大学教育学部紀要, 1巻2号, 2023.3.24, Page 93-104}, pages = {93--104}, title = {標本抽出法が心理検査の標準得点に及ぼす影響}, volume = {1}, year = {2023} }