@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00019137, author = {増田, 美奈}, issue = {2}, journal = {富山大学人間発達科学部紀要 = Memoirs of the Faculty of Human Development University of Toyama}, month = {Mar}, note = {本論文は,子どもたちの対話的で探究的な授業における教師の判断の複雑さを捉える契機として,教師の教授スタイル概念に着目し,教授スタイルに現れる教師の価値判断を解釈する枠組みと視点について検討することを目的とする。検討を通して,(1)教授スタイルは教師のそれまでの価値判断が表現された習慣であり,授業中の至るところに様々な「仕方(way)」として表現されているため,教授スタイルに着目することで,授業における教師の価値判断に迫ることが可能になること,(2)教師自身による教授スタイルの理由づけや意味づけによる「実践的合理性」を解釈する際に,過去・現在・未来という連続性をもった時間的視座で捉え,かつ,教師や学校を取り巻く社会的状況との関係で捉える必要性があることが明らかとなった。その上で,(2)で見出された課題を解決するために,①ナラティヴ探究についての研究からは,教授スタイルの「実践的合理性」に関する語りに見出される教師の価値判断を重層的に捉える枠組みを示し,②ビースタによる教師の判断について論考からは,教師の価値判断の重層性の内実を解明するために,授業における「資格化」,「社会化」,「主体化」の三次元でその重層性を捉え,教師による三次元間のバランスのとり方や対処の仕方に着目する視点を提示した。, Article, 富山大学人間発達科学部紀要, 16巻2号, 2022.3.15, Page 73-81}, pages = {73--81}, title = {対話的で探究的な授業における教師の教授スタイルを捉える視座}, volume = {16}, year = {2022} }