@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00018277, author = {隅, 敦}, issue = {2}, journal = {富山大学人間発達科学部紀要 = Memoirs of the Faculty of Human Development University of Toyama}, month = {Feb}, note = {本研究では,学生が持つ「美術」についての印象を分析することで,中学校必修科目として学んできた美術教育の目標がどのように定着しているのかについて確認した。そのために,学生の自由記述のテキストデータを平成20年(2008年)9月公示平成23年(2011年)完全実施の中学校学習指導要領美術編の目標から洗い出して作成したコードで分類した。その結果,美術を単に絵画等の内容項目として認識している学生が多く,さらに,ネガティブな印象を抱く学生の中には,自身が絵画に対して苦手意識を持っていることで美術=絵画という認識を抱き,特殊な才能やセンスが必要などとの認識を抱き続けていることも判明した。また,鑑賞の経験が不足している実態も浮かび上がってきた。対象の学生のほとんどが小学校における図画工作科を経て中学校美術科を履修することで,平成20年学習指導要領に基づいた教育を受けていることが前提であることから,我が国の美術科教育の目標そのものが十分に定着していない可能性があることが浮き彫りにされた。たとえ,「表現に自信を持てなくても,鑑賞の楽しみを知ることで,美術を愛好する心を育てることができる」ように,美術の教科書を用いて絵画指導に偏ること無く鑑賞の指導も行いながら,生徒が美術の広がりを理解できるように指導することが美術科教員に求められていることを導きだすことができた。, Article, 富山大学人間発達科学部紀要, 15巻2号, 2021.2.25, Page 19-30}, pages = {19--30}, title = {「美術」という言葉の印象の分析から美術教育の課題をさぐる : 美術教育で育む中学校美術科学習指導要領目標の意義の考察について}, volume = {15}, year = {2021} }