@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00017484, author = {中島, 淑恵}, issue = {4}, journal = {薬学図書館, Pharmaceutical Library Bulletin}, month = {Oct}, note = {application/pdf, 「1. はじめに」ラフカディオ・ハーン (1850~1904) は, 1896年の9月から東京帝国大学に勤務することになるが, その翌年からほぼ毎年のように夏休みに家族を伴って焼津に逗留している. その目的は, 避暑というよりはやはり海水浴, というよりむしろ水泳で, 初め人に勧められて浜松や舞坂にも行ってみたが, 息子の一雄によれば, 「いずれも海が遠浅なので, 海水浴には好くとも水泳に適さねば」ハーンは決して気に入らず, 焼津まで下って「海が深く波も荒い」のを気に入り, 「これ究竟の水泳場と大いに気に入って滞在することとなった」のだという (以上, 「海へ」303頁). とりわけ焼津では, 魚屋の山口乙吉宅の二階に長逗留することとなる. 今日では八雲通とよばれる城ノ腰御休町の一角にあったその家は, 「蝿と蚊の多い, 魚の臓腑と干物の臭気が充満している中に漬け浸されているあの南北の風通を閉じた東西に烈日を受ける天井の低い二階の部屋」であったが, 「あんなに敏感なデリケートな神経の父」は「不平ひとつ言わずに月余を借りて愉快がっていた」のだという., Article, 薬学図書館, 64(4), Page 207-211}, pages = {207--211}, title = {ラフカディオ・ハーンと医薬:癒しと救い②:水泳と海水浴}, volume = {64}, year = {2019} }