@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00017195, author = {近藤, 龍彰}, journal = {教育実践研究 : 富山大学人間発達科学研究実践総合センター紀要}, month = {Dec}, note = {本研究では,現職の教員を対象にインタビューを行い,(A)「問題行動」に限定しない形で生徒指導について問うた場合,すべての生徒に対応した実践が語られる,(B)生徒指導の概念(イメージ)について,自己指導力の育成といったより積極的な側面について語られる,の2点を検証した。教員歴13年目の小学校教諭(男性)に,(1)過去に行った生徒指導の具体例,(2)生徒指導の上手な(下手な)先生,(3)生徒指導の課題,(4)生徒指導のイメージの変化,(5)学生のうちに学んでおくべきこと,(6)生徒指導とは何か,を質問した。(1)について,特別支援教育への示唆,特に個別ニーズを考慮しつつ子どもの実態を把握すること,および周囲と子どもとの関係性,が語られた。(2)について,すべての生徒に対する生徒指導の具体例が語られた。(3)について,生徒指導体制(特に役割分担)の構築の必要性が語られた。(4)について,チームで動くことの重要性が語られた。(5)について,発達障害の知識,子どもと関わる感覚,困った時に相談できるコミュニケーションカが語られた。また,専門機関とつなぐ専門性が課題として挙げられた。(6)について,子どもの学校生活がより充実したものになっていくために,問題が見られない子に対しての生徒指導の重要性,特に中学年でのあえて課題を与える実践,が語られた。このことより,生徒指導は問題行動への対処といった側面だけでなく,「子どもがよりよく学校生活を送る」ことを目標とした教育実践として捉えられることが示唆された。さらに,そのような生徒指導を行っていく上で,教員間の責任・役割分担,専門機関と学校をつなぐ専門性,困った時に相談できる教員間コミュニケーションの重要性が見出された。, Article, 教育実践研究 : 富山大学人間発達科学研究実践総合センター紀要, 13号, 2018.12.20, Page 1-12}, pages = {1--12}, title = {“すべての子どもに対する生徒指導”の実践 : 現場教員の語りを通して}, volume = {13}, year = {2018} }