@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00017130, author = {結城, 史郎}, journal = {ヘルン研究}, month = {Mar}, note = {application/pdf, はじめに (1)乳母としてのユーマを包む精神風土 (2)二つの文化の交点としてのユーマ (3)ユーマの葛藤とアイデンティティ (4)ユーマの自己犠牲, ラフカディ・ハーンの小説『ユーマ』(Youma, 1890)には、「西インドの奴隷の物語」(The Story of a West-Indian Slave)という副題が付けられている。 本稿ではまず乳母としてのユーマの存在を包む精神風土を検討したい。そしてユーマの乳母としての役割が二つの文化、すなわち白人と奴隷という対照的な文化の交点にあり、彼女のハイブリッドの意識の深層を探ることにする。さらにユーマのアイデンティティ形成の問題を探るため、結婚問題をめぐる彼女の個人としての葛藤に目を向けたい。そして最後にユーマの自己犠牲を論じ、この小説におけるハーンの視点を再考することとする。, Article, ISSN 2432-8383 ヘルン研究 第4号 富山大学ヘルン(小泉八雲)研究会 2019年3月, ヘルン研究, 4 41-50.(2019)}, pages = {41--50}, title = {『ユーマ』における主人公のアイデンティティ形成をめぐって}, volume = {4}, year = {2019} }