@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00016432, author = {上東, 正和}, issue = {1}, journal = {富山大学紀要.富大経済論集}, month = {Jul}, note = {わが国におけるこれまでの管理会計研究においては,業界や業種あるいは業態といった枠組みごとに管理会計実践について議論されることは少なく,これらを一括して議論されることが多かった。しかし,企業の実践する管理会計はそもそも1つにまとめて議論することは難しく,管理会計実践は,とくに業種や業態といったものに規定される面が強いと考えられる。先の拙稿(2014a;2014b;2015a;2015b)では,わが国上場企業の製造業,非製造業,わが国中小企業の製造業,非製造業という枠組みで管理会計実践の実態について検討したが,本稿では,「加工組立型製造業」の管理会計実践という枠組みで,他の製造業や産業全体,そしてとくに違いがあると考えられる素材産業型製造業とも必要に応じて比較しながら,加工組立型製造業の管理会計実践の実態の特徴を浮き彫りにすることを目的とする。 本稿では,拙稿(2014a;2014b;2015a;2015b)と同様に,わが国加工組立型製造業における管理会計実践の実態を「利益計画」,「意思決定のための管理会計」,「原価企画」,「原価管理」,「ABC/ABM」(活動基準原価計算,以下ABC と略記),「実体管理」,「組織管理のための管理会計」,「予算管理」,「MPC」(ミニ・プロフィトセンター,以下MPC と略記),「業績管理」,「BSC」(バランスド・スコアカード,以下BSC と略記)にわけて,体系的に明らかにすることを試みる。その際,わが国加工組立型製造業の管理会計手法について,加工組立型製造業を除く製造業や加工組立型製造業を除く産業全体と比較しながら検討する。 本稿の構成は,第Ⅱ節において,加工組立型製造業の経営の特徴や管理会計実践を先行研究をレビューした上で検討し,第Ⅲ節において,質問票調査の概要と回答企業について述べ,第Ⅳ節において,わが国加工組立型製造業における管理会計手法の実態を概観したうえで,わが国加工組立型製造業における管理会計実践について手法ごとに考察する。第Ⅴ節においては,わが国加工組立型製造業における管理会計手法を前節の結果からまとめた上で展望し,第Ⅵ節においては,本稿をまとめたうえで今後の課題を提示する。, Article, 富山大学紀要.富大経済論集,第64巻第1号,2018.7,pp. 83-125}, pages = {83--125}, title = {わが国加工組立型製造業における管理会計実践の実態と展望}, volume = {64}, year = {2018} }