@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00015820, author = {広林, 茂樹 and 木村, 春彦 and 東山, 三樹夫}, issue = {11}, journal = {電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界, The Transactions of the Institute of Electronics,Information and Communication Engineers. A}, month = {Nov}, note = {application/pdf, 散乱体による散乱音場の研究は, 頭部伝達関数の推定や室内伝達関数の変動予測などに重要である. 特にR.Lyonは球体散乱音場伝達特性が, 最小位相特性を有すると予測した. 本論文では, 剛球および軟球による散乱音場の位相特性を数値的に解析し, R. Lyonの予測を検証した. その結果, (1)剛球散乱音場における散乱波は, 球体前方では最小位相特性を有し後方では非最小位相信号であること, (2)球体後方では遠方になるにつれall-pass成分が減少し, 次第に最小位相特性に漸近すること, (3)軟球の散乱波は観測点によらず最小位相特性を示すことを明らかにした. また, 球体散乱波を全零モデルで近似し, 散乱波の位相特性の変動を零点の軌跡によって解析した. 反射波と回折波からなる散乱波は, 球体後方では反射波に比べ回折波のエネルギーが大きく, 観測点が球体前方へ移動するにつれて反射波のエネルギーが大きくなる. これによって, 球体後方から前方になるにつれ複素周波数平面上で虚軸上の零点が非最小位相から最小位相に変化することがわかった. 散乱波は低周波領域を除けば最小位相特性になり, 球体散乱波の実測実験によっても確認された., Article, 電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 80(11), 1812-1821.(1997)}, pages = {1812--1821}, title = {球体散乱音場の位相特性}, volume = {80}, year = {1997} }