@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00015786, author = {呉羽, 長}, journal = {富山大学人文学部紀要}, month = {Feb}, note = {『源氏物語』において、柏木は朱雀院女三宮を恋慕して「犯し」を遂げ、その事実を知った光源氏を恐れて死の床に臥すに至る。本稿では「若菜」上巻以降の柏木像の特異性を、「おほけなし」の語などに着目することで辿り、そこにどのような構想的意図が認められるかを明らかにした上、その造型の意義について論及したい。「おほけなし」の語意は「身分不相応・身のほどをわきまえない」であり、身分違いの恋から密通により秩序を犯すことまでの内容を含む。それぞれの使用の間には語意の揺れがあり、それを捉えることで柏木造型をめぐる意図を確認することができると考える。, Article, 富山大学人文学部紀要, 68号, 2018.02.20, Page 378-364}, pages = {378--364}, title = {『源氏物語』における柏木の造型の特質と構想的意義について : 「おほけなし」の語に着目して}, volume = {68}, year = {2018} }