@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00015207, author = {安井, 海洋}, journal = {富山大学日本文学研究}, month = {Jul}, note = {本書は徳田秋聾の経歴と作品の特徴、ならびに研究の最新動向をまとめた入門書である。「21世紀日本文学ガイドブック」シリーズの趣旨文が標傍する通り、想定する読者層は中学・高校生から研究者までと幅広い。従来は「自然主義作家」としての秋聾というイメージが先行していたために、彼の自然主義・私小説系の作品に関する研究は深化していったものの、それ以外のテクストが議論の俎上に載ることは希であった。しかし、二〇〇六年における八木書店版『徳田秋聾全集』全四三巻の完結を境に、秋聾研究は一転機をむかえる。以前は論及される機会の少なかった随筆や通俗小説などが明るみに出されたことで、秋聾のもつ新たな側面が示唆されたのである。こうした今後の進展が望まれる状況において、本書の刊行は時宜を得たものといえよう。, Article, 富山大学日本文学研究, 2号, 2017.7.31, Page 31-32}, pages = {31--32}, title = {【新刊紹介】紅野謙介・大木志門編『21世紀日本文学ガイドブック⑥徳田秋聾』}, volume = {2}, year = {2017} }