@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00015204, author = {黒田, 苑 and 須貝, 航太}, journal = {富山大学日本文学研究}, month = {Jul}, note = {小川洋子「数の不思議に魅せられて」(『犬のしっぽを撫でながら』集英社二〇〇六・四、集英社文庫二〇〇九・一、底本は『新編国語総合』第一学習社二〇一二・二)は、秩序の中に埋め込まれた美しい数学を日常生活と関連づけ、物語の世界で描くと現実さえもロマンチックにするのであり、数学の定理は数学者の醍醐味とは自然を秩序で表現するのに対し、人間の有限性は数の永遠性に及ばないが、人間は現実を物語に変えることで有限性を受け入れることができるというエッセイである。 エッセイは柔軟な思考を叙述していくゆえに、時に矛盾を伴いながら主張・感慨が示される。本稿では、エッセイの矛盾点と論理の飛躍、エッセイの物語的側面を検討する。, Article, 富山大学日本文学研究, 2号, 2017.7.31, Page 13-18}, pages = {13--18}, title = {自然と数学のロマンの物語 : 小川洋子「数の不思議に魅せられて」}, volume = {2}, year = {2017} }