@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00001447, author = {小原, 久治}, issue = {3}, journal = {富山大学紀要.富大経済論集}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 経済学の発展は,それに応じて様々な問題を提起してきているが,とりわけ,否やでも応でも所得分配の問題を新しく熟考させる契機となっている。所得の分配は,その時々の国民経済の生産過程・価格形成過程,さらには経済的政治的社会的制度の枠組みなどから生じてくる問題である。この問題に関連して,所得分配理論が生じる。この理論には,生産理論,価格理論,賃金理論,資本理論,雇用理論,所得理論および成長理論などが含まれる。所得分配理論は,いわばこれらの理論における分析方法ないし接近方法について明らかにしなければならない結節点である。この意味において,所得分配理論は特定の観点に関しては巨視的経済の圧巻であるから,機能的分配を説明するためには,すべての理論部門,ことに上述の諸理論を統一的に結合しなければならない。さらに,生産理論,資本理論,成長理論などの最新の論理的・実証的思考の発展が所得分配に対する問題意識の持ち方ないし分析視角のおき方にいかなる影響を及ぼすか,についても当然吟味・検討しなければならない。そのためには,まず何よりも,所得分配の分析方法について考察することが必要である。, Article, 富山大学紀要.富大経済論集,第19巻第3号,1974.03,pp. 433-453}, pages = {433--453}, title = {所得分配の分析方法について}, volume = {19}, year = {1974} }