@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00014404, author = {濱田, 明}, journal = {ヘルン研究}, month = {Mar}, note = {application/pdf, ハーン来日後の最初の著作『知られざる日本の面影』(1894)が松江を中心に伝統的な日本をスケッチした作品であるのに対し、熊本での経験を主な題材とするOut of the East ; Reveriesand Studies in New Japan 『東の国から』(1894)は副題が示すように新しい時代の日本を考察した作品である。今回扱う『東の国から』所収の「柔術」は、開国後、西洋列強の影響を強く受けた日本が、西洋の科学技術、軍事を導入しつつ、文化的、精神的独自性を保ち国力をつけたことを、相手の力を利用して倒す柔術によって説明したものである。「柔術」については、西洋人の読者に日本の成功の秘密を解き明かしたとの好意的な評価の一方、黄禍論に貢献したとの批判もある。 以下、「柔術」の執筆の経緯と嘉納治五郎に触れた後、「柔術」の内容を紹介し、最後にマルク・ロジェによる仏訳を取り上げたい。, Article, ヘルン研究, 第2号, 2017.3, Page 77-80}, pages = {77--80}, title = {ラフカディオ・ハーンの「柔術」}, volume = {2}, year = {2017} }