@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00014385, author = {岩田, 実}, journal = {学園の臨床研究}, month = {Mar}, note = {application/pdf, アディポネクチンは脂肪細胞から分泌されるサイトカインであり、インスリンの感受性の亢進、抗動脈硬化作用を有することが知られている。又、アディポネクチン(Ad)は、三つのisoforms(高分子量)(High molecular weight;HMW)中分子量(middle molecular weight;MMW)低分子量(low molecular weight;LMW))の形で血液中に存在し、これらの総和である、総アディポネクチン(Total-Ad)、高分子量アディポネクチン(HMW-Ad)が2型糖尿病(T2D)で低下する事や、インスリン抵抗性(IR)減弱と関連する事はよく知られている。しかし、T2Dと、HMW-Ad以外の中分子量Ad(MMW-Ad)、低分子量Ad(LMW-Ad)との関連についてはあまり検討されていない。その為、今回、アディポネクチン(Ad)三分画と2型糖尿病(T2D)、インスリン抵抗性(IR)との関連について、富山大学附属病院第一内科もしくは、その関連施設に通院中のT2D394名、非T2D(CO)374名において検討した。 尚、Total(T)-Ad、Ad三分画(HMW-Ad,MMW-Ad,LMW-Ad)の絶対値だけでなく、各Ad三分画のT-Adの比(HMW/T,MMW/T,LMW/T)についても検討した。その結果、T2DでT-Ad及びすべてのAd三分画は、交絡因子で調整後も有意に低値であった。比についてはT2Dで有意にHMW/Tは高値であった。T-Ad及び全てのAd三分画は、インスリン抵抗性の指標であるHOMA-IRと交絡因子で調整後も負の相関を認め、比については、HOMA-IRは、HMW/Tと負の相関、LMW/Tとは正の相関を認めた。今回、HMW-Ad以外のAd分画であるLMW-Adの割合がT2Dで増加する事や、インスリン抵抗性と関連することを明らかにした。, Article, 学園の臨床研究, No.16, Page 9-13}, pages = {9--13}, title = {2型糖尿病患者におけるアディポネクチン三分画の検討}, volume = {16}, year = {2017} }