@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00013751, author = {福田, 翔}, journal = {富山大学人文学部紀要}, month = {Aug}, note = {application/pdf, 本研究は、中国語の共通語(=普通話)において、主に「不許可」の意味を表すと記述されてきた可能補語〈- 不得 : -bu de〉を考察の対象とする。通時的観点に立つと、〈- 不得〉は「不可能」の意味から「不許可」の意味へと発達してきたことが知られているが、普通話においても一部「不可能」の意味を表す例が残っている。 本研究の目的は、第一に、〈- 不得〉の不許可の意味について、「評価的」な不許可と「忠告的」な不許可という2つの意味範疇が存在することを、文法的、構造的諸特徴の相違から実証的に提案することである。その上で第二に、〈- 不得〉の表す意味は、「不可能>評価的不許可>忠告的不許可」という発達過程を経ており、共時的にこの3つの意味範疇が共存していることを主張する。 本稿では、まず2 節で先行研究にもとづいて、〈- 不得〉の不可能の用法と不許可の用法の相違について論じる。その上で、3 節で不許可の用法について、「評価的不許可」及び「忠告的不許可」の2つの類型を提示し、最後に4 節で「不可能>評価的不許可>忠告的不許可」の発達について、2 節、3 節の議論をまとめる形で再度考察をすることとする。, Article, 富山大学人文学部紀要, 65号, 2016.08.22, Page 309-328}, pages = {309--328}, title = {中国語可能補語の許可用法:文法化の観点から}, volume = {65}, year = {2016} }