@misc{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00013338, author = {渡部, 烈}, month = {Apr}, note = {1.ヒトCYP分子種の大腸菌における発現と機能解析CYP3A4ならびにNADPH-CYPレダクターゼ(fp_2)をコードするcDNAを膜親和性をもつシグナルペプチドをコードするcDNAと結合させ, 発現プラスミドを構築し, 大腸菌中に導入した。これにより大腸菌は, その細胞膜にCYP3A4とCYP電子伝達系であるfp_2をそれぞれ十分な濃度で含有することがWestern blot分析より明らかになった。 発現ヒトCYP3A4およびfp_2を含む大腸菌細胞膜は, CYP3A4の特異的基質であるエリスロマイシンのN-脱メチル化活性をヒト肝ミクロソームに匹敵するレベルで有しており, 本研究の目的に適合していた。 2.生薬抽出物(エキス)によるヒトCYP3A4活性の阻害わが国で汎用されている和漢薬を構成する代表的な生薬100種の各エキスについて, ヒトCYP3A4およびfp_2を含む大腸菌膜をNADPH共存下, エリスロマイシンとインキュべーションし, そのN-脱メチル化活性に対する阻害効果を検討した。対照として, CYP3A4特異的阻害剤ケトコナゾールを用いて阻害強度の評価を行った。 ヒトCYP3A4の強力な阻害作用を示す生薬エキスは, 100種類中カンゾウ, ゴミシ, ダイオウ, ケイヒ, マオウなどを含む22種類に及ぶことが明らかになった。 今後の研究方針 (1)強力な阻害作用を示した22種の生薬エキス中に存在する阻害成分のHPLC/MSによる検討。 (2)ヒトCYP2D6,2C9,2C19およびfp_2の大腸菌での発現と, これらCYP分子種に対する100種の生薬エキスの阻害効果の検討ならびに阻害成分のHPLC/MSによる検索。, Other, この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました, 和漢薬研究所年報, 第28巻, 2002.04.20, Page 73-73}, title = {恒常性機能解析部門}, year = {2002} }