{"created":"2023-07-25T09:03:38.322042+00:00","id":1319,"links":{},"metadata":{"_buckets":{"deposit":"74700c79-5fa0-4791-b48a-a11d32bc38e7"},"_deposit":{"created_by":3,"id":"1319","owners":[3],"pid":{"revision_id":0,"type":"depid","value":"1319"},"status":"published"},"_oai":{"id":"oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00001319","sets":["74:204:205"]},"author_link":["129859","129860"],"item_9_biblio_info_7":{"attribute_name":"書誌情報","attribute_value_mlt":[{"bibliographicIssueDates":{"bibliographicIssueDate":"2013-02-15","bibliographicIssueDateType":"Issued"},"bibliographicPageEnd":"4","bibliographicPageStart":"1","bibliographic_titles":[{}]}]},"item_9_description_4":{"attribute_name":"抄録","attribute_value_mlt":[{"subitem_description":"<第Ⅰ章 「生き方」の変容を自覚する終末段階での振り返り> (筆者の実践から)\n[Ⅰ-1.研究の目的] \n総合的な学習の時間(以下「総合」という)のねらいの一つに、「自己の生き方を考える」ことが挙げられている。比較的長期に渡る総合の学習において、ねらいに迫る上で、学習を行う前の自分と、学習終了時の自分とを比較し、これまでの活動を見つめ直す自己評価の場は、とても重要ではないかと考えた。\nさらに、一人一人の振り返りを、より確かなものにするために、終末段階での個人の振り返りを、もう一度仲間と紹介し合う「話し合い」の場を設けることが、一層自分の生き方の確かな振り返りになると考え、実践研究に取り組んだ。\n[Ⅰ-2.研究の方法] \n(1)授業者と子ども、子ども同士のかかわりの過程を抽出し、授業記録を作成する。\n(2)カンファレンスを通して、発言やノート、話し合い後の子どもの変化をつないで考えることで、単元の終末段階で「話し合う」ことの意義について客観的に考察する。\n[Ⅰ-3.まとめ] \n単元の終末における話し合いの意義は、次の3つに整理できる。\n(1) 学習してきたことの手ごたえを相手(対象)、さらには仲間にまで広げ、自分自身の学びをより確かなものとして実感できる。\n(2) 全体の充実感と、多様な成果や考え方が生まれる状況下にあることから、仲間の生き方や取り組み方を鏡にして、改めて、自分の学びの意義を自覚することにつながる。\n(3) 終末を単元の終わりとして捉えるだけでなく、学んだことをくらしにつなげ、未来への可能性を高めることにつなげることができる。","subitem_description_type":"Abstract"},{"subitem_description":"<第Ⅱ章 探究を深め、「生き方」に直結する継続的な自己評価とその支援> (協力者の実践から)\n[Ⅱ-1.研究の目的] \n「生き方」の問題は「自分」を見つめることと密接に関係しており、「自己評価」をきちんとできることが「生き方」を考える上でも重要である。これまで筆者は、単元の終末段階で行う自己評価を検討し、単元全体を振り返る中で、生き方の変容を自覚させることの意義を明らかにした。しかし、個々の探究を深めるための、単元の途中段階における自己評価については、まだ十分には検証できていない。\n本研究では、個々の探究の質を深め、さらには「生き方」に直結する自己評価の在り方について実践を通して考察することを研究の目的とする。\n[Ⅱ-2.研究の方法] \n(1) 5 年総合「5 年1 組の私が選ぶ!古里校区のじまんの人」において、自己評価を中核に据えた単元を構想する。\n(2) 富山市立H小学校第5 学年で尾島が授業実践し、飛弾が参与観察する。\n(3) 子どもの追究の多様性を解析し、「生き方」を見直す自己評価の在り方について考察する。る。\n[Ⅱ-3.まとめ] \n生き方につながる総合学習を行うときは、一人一人の個性的な尺度による自己評価を、単元の課題に対して一貫して行うことが効果的である。また、自己評価から「話し合い」を捉え直すと、自己評価の尺度そのものを仲間を契機に見直すことであり、「活動」というのは自分の自己評価の尺度において、より高い目標に向かって取り組んでいくことに他ならない。これらを交互に繰り返していくことが、まさに生き方の深まりにつながっていくといえる。","subitem_description_type":"Abstract"},{"subitem_description":"<第Ⅲ章 総合的な学習の時間における学級経営の価値> (協力者の実践から)\n[Ⅲ-1.研究の目的] \n総合は、PISA型読解力の向上や、キー・コンピテンシーの育成など、個人としての能力・資質という側面からの議論は多く見られるが、集団の一員としての人間性や社会性という側面からの議論は、あまり見られない。\n豊かな人間性や社会性は、全教育活動の中で培われるものであるが、その基盤は、学級経営の充実にあると考える。自分が見つけた問題を、自分なりの方法で追究できる総合には、一人一人の個性的な学びが保障されている。個性を伸長したり認め合ったりすることが豊かな人間性や社会性の育ちに大きく寄与すると考えるならば、総合は、学級経営の充実に意味があるといえるのではないだろうか。そこで、総合における学級経営の価値について検証する\nために実践研究に取り組んだ。\n[Ⅲ-2.研究の方法] \n(1) 第5 学年総合「古里の道―昔と今―」において、総合の特質を生かした単元構想、授業実践を行い、単元学習を通しての子どもの育ちを検証する。\n(2) 学級集団アセスメント(以下「QU」という)や自己評価に関するアンケートを行い、1 年間を通して見られた子どもや学級の育ちを検証する。\n[Ⅲ-3.まとめ] \n個々の探究を重視し、一人一人の個性的な学びが保障されている総合は、一般教科や特別活動に比べ、一人一人の異なる願いを生かせるという点において、また、子ども同士が認め合い、高め合う「学び合い」の授業を成立させやすいという点において、学級経営の充実に大きな役割を担うといえる。","subitem_description_type":"Abstract"}]},"item_9_description_40":{"attribute_name":"資源タイプ(DSpace)","attribute_value_mlt":[{"subitem_description":"Article","subitem_description_type":"Other"}]},"item_9_description_5":{"attribute_name":"内容記述","attribute_value_mlt":[{"subitem_description":"「平成24年度 富山大学大学院人間発達科学研究科 発達教育専攻 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