@article{oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00013013, author = {青井, 詩織}, journal = {富大比較文学}, month = {Dec}, note = {尾崎翠作品には「片恋・失恋」のモチーフが頻出し、登場人物はしばしば三人のうち、どの二人も組になってゐないトライアングル」を形成する。登場人物たちのほとんどは「儚いワガボンド」であり、影と共に歩き、影との対話を試み、そして、『地下室アントンの一夜』で彼ら自身が地下の住人となってしまう。分身文化の一つである映画に心奪われた翠は、モンタージュといった映画の技法を作品に取り入れたが、「分身」もまた視覚技法と共に持ち込まれた重要なモチーフであるといえないだろうか。本研究ではテキストに即しながら、尾崎翠作品で扱われている「分身」のテーマについて読み解き、翠にとって「分身」への恋をテーマとして扱うことはどのような意味を持ったのか、「分身」のモチーフに翠のどのような恋愛観・ジェンダー観が込められているか、考察する手がかりとしたい。, Article, 富大比較文学, 第7集, 2014.12.12, page 59-70}, pages = {59--70}, title = {尾崎翠研究 : 女主人公の影と彷徨}, volume = {7}, year = {2014} }